ペットの記録
動物病院の受診準備
受診前に、話したいことを書き出しておきましょう。何が、いつ、どんな順番で起きたかを紙にまとめておけば、診察の時間を詳細を思い出すことにではなく、愛犬の話に使えます。
このページの内容
持っていくもの
出かける前に、メモ・ラベル・画像をひとまとめにしましょう。以下のチェックリストはノートでもスマートフォンでも使えます。画像については、比較できる写真の撮り方を参照してください。
- 1枚のページにまとめた日付入りの経過。古い記録を先頭にして、流れがひと目でわかるように。
- 現在使用中の製品とフードすべて。持ち運べるなら容器そのもの、難しければ各ラベルの写真。
- 愛犬に与えている薬剤やその他の製品。名前と指示をラベルから正確に写し、最後に与えた日時を記録します。
- 写真に加え、出たり消えたりするものの短い動画。見る人が自分でスクロールできる端末に入れて。
- 以前にかかった動物病院からの書面資料。
- 質問事項。診察室で組み立てるのではなく、受診前に書き出しておきます。
- 予約時に病院から持参を求められたものすべて。
予約時に聞くこと
以下の点を病院に確認し、指示を書き留めましょう。受診前のフード、水、薬についての指示は、予定内容によって異なるため、必ず病院から受けるものです。
- 予約が何分で組まれているか。そして、話したいことが複数ある場合に長めの枠を設けられるか。
- 持参すべきものがあるか。検体、容器、以前の病院の書類、与えているものの容器など。
- 事前にすること・しないことの有無と、その正確な意味。
- 受診のおおよその費用、支払い方法、保険の書類を先に始める必要があるか。
- 到着時刻、駐車場の場所、待合室が苦手な犬の場合に外で待てるか。
- 誰が同行すべきか。説明する出来事に立ち会ったのがあなたでないなら、その人を。
主な心配を最初に伝える
予約した理由から切り出し、次にリストの他の心配を伝えましょう。順番は自分にとって大切な順で構いません。詳細を聞かれたらメモを使います。そうすれば、話し合う時間がまだあるうちに、リスト全体を出せます。
診察中に尋ねる質問
治療計画を理解する助けになる質問を選びましょう。特定の病気が心配なら、その旨を伝え、そう考えたきっかけを説明してください。獣医師は診察の文脈でそれを話せます。
- 本日の所見は何か。提案された検査がある場合、それは何を教えてくれるか。
- この次に何を、いつするのか。
- 何に気をつけていればよく、どんなときに早めに連絡すべきか。
- 費用はどのくらいか。計画が効かない場合の次の一手は何か。
持ち帰れる指示を求める
何が見つかったか、何をする予定か、何に気をつけるか、いつ再来するかを書き留めましょう。書面の指示を求めるか、会話を録音する許可を得てください。細部が不明なら、実行する前に病院に確認します。
受診のあと
書面の指示、書類、領収書は日付入りの経過と一緒に保管しましょう。決定されたことと変更点は、病院の説明どおりに正確に記録します。見たことの日付入りの記録を続けていれば、その経過を次回の受診に持って行けます。
早めに病院へ連絡すべきとき
続くかゆみ、抜け毛、におい、開いた傷、耳の異常、急な変化は、いずれも動物病院に連絡して予約を取る理由になります。メモを書き終えたり、もう一度お風呂を試したりするために、電話を先延ばしにしないでください。
呼吸困難、虚脱または反応がない場合、止まらない出血、痙攣、中毒が疑われる場合は、今すぐ救急獣医療機関に連絡してください。
他に気づいたことも含める
関連があるかどうか確信がなくても、2番目・3番目の心配も書き留めましょう。優先順位は受診中に一緒に決められます。動物診療の問診に関する研究では、予約時に予約した本来の理由以外の内容も診察で扱われることが多いことがわかっています。下の資料は、それらの研究とその限界を説明しています。
受診と受診の間はまとめて保管
日付、製品、写真、質問用に、ノート・フォルダー・スマートフォンのメモのいずれかひとつを決めましょう。そうすれば次回の準備は、すでにあるものを集めるだけになり、新しい情報を書き足す余地もできます。
役に立つ背景記事
気づいたことを描写する助けには、犬の皮膚と被毛の観察ガイドを読んでください。ケア製品を持って行く場合は、ラベルの読み方ガイドが、ラベルで決まること・決まらないことを説明します。メモは経過を支えるものです。診察、検査、治療の決定は獣医師の領域です。
情報源と限界
このガイドの情報源
各注記は、その情報源が何を裏付けているかを説明します。犬の研究は、研究対象となった犬と測定についてのみ述べるものであり、製品の効果ではありません。ヒト用化粧品に関する情報源は用語と処方を説明するものであり、ペット製品の法律でも、犬用としての承認でも、完成したシャンプーについての証明でもありません。
情報源 1
Corah et al. — appointment scheduling and cost in first opinion small animal practice英国の一般小動物診療に従事する307名を対象とした2019年の調査です。予約時に組まれる診察の長さ(最頻は15分、次点は10分)を記録しており、実際の診察時間や、このサンプル以外の病院については何も述べていません。
情報源 2
Dysart, Coe & Adams — analysis of solicitation of client concerns in companion animal practiceオンタリオ州東部の獣医師20名における334件の診察の冒頭を分析した横断研究です。飼主が心配事を尋ねられた頻度、回答が中断された頻度と中断までの時間、最後に新しい心配事が出た頻度を調べました。会話のみを測定しており、いかなる動物の診断・治療・転帰についての証拠でもありません。
情報源 3
Robinson et al. — investigating common clinical presentations in first opinion small animal consultations using direct observation8つの動物病院における1,901件の小動物診療を観察し、3,206件の健康問題を扱った研究です。受診が本来の予約理由以上の内容を扱いうるという本記事の点を支えますが、あなたの受診で何が起きるかを予測するものではありません。
情報源 4
Kessels — patients' memory for medical information医療者が伝える医療情報の40〜80パーセントは直後に忘れられ、記憶に残ったものの半分近くは誤りであると報告したレビューです。これは人間の医療についてのもので、自分の診察を思い出す人々を対象としており、動物病院の受診も動物も研究していません。
情報源 5
WSAVA — Principles of Wellness: Dermatology個々の皮膚・被毛ケアと、異常や増悪・重度のかゆみの評価に関する一般的な獣医療ガイダンスです。原因を特定せず、個々の動物への治療を推奨せず、普遍的な入浴間隔も定めていません。
Cori Pet Diaryは開発中です。計画されている記録と獣医師報告書ツールについてご覧ください。
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